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セネガルでのブログ

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2012年4月 8日 (日)

養父での日々の終わり。

素敵な皆さんに囲まれ、20名以上の見送りに送られて、交流館を後にしました。

本当にありがたくて、離れるのがさみしくて、1年弱しかいてないのにまさかこんな感情に襲われるとは思ってもみなかった。本当にありがたいかぎりです。

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初めての田舎暮らし。とにかく飛び込みなんでもやってみて、いろんな経験がたくさんできました。

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そして初めての古民家暮らし。こんな大きな家で、夏は虫に耐え、冬は寒さに耐えながら、過ごした日々でした。でも総じて楽しかった!

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そして地域と向き合った1年間。いどばた喫茶ややぶから棒体操を通じて、地域のもつ暖かさにいっぱい触れることができました。いつもいっぱいいっぱいになりながら、なんとかやってきたけど、外ものの私を暖かく迎え入れてくださった地域の皆さんには本当に感謝です。帰ってきたくなる場所ができました。個人的には年代の差は乗り越えられることを経験できたことはとても大きなことでした。

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そしてこんな私を受け入れて、自由にやらしてくれた会社の皆さんには本当に感謝です。

まちづくりや地域と関わることについていっぱい学ばせてもらいました。

これは最後の送別会の様子。私の任期はこれで終了。

なお、個人的には次は東北に向かってみることになりました。

被災地東北でどんな日々は待っているのか想像もつきませんが、しっかり向き合ってみようと思います。

ブログの2代目の投稿はこれでおしまい。ありがとうございました。

2012年3月30日 (金)

送別会を開いて頂きました

私がここ養父市八木地区を拠点として生活、活動するのも3月いっぱいで終わりとなりました。昨年5月下旬から1年弱、いろんなことがありました。そして、たくさんお世話になった方々が、送別会を開いてくださいました。
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広いとは言えない交流館の1階に集まってくださったかた約30名。ありがたいかぎりです。近所でかかわりの多かったおばあちゃんから花束も頂きました。
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来た当初は、ひとりでやったきたよそ者の若者の様子見をされていたのか、なかなか地域に入っていくむずかしさを感じたこともありました。でもいろんな取組みの中で、少しずつ人間関係が生まれた結果としてこういう場を開いて頂けるようになったことは本当にうれしい。
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普段、近所に住んでるとはいえ、こうして世代や性別や役職に関係なくみんなで集まって盛り上がることはほとんどなかったようで、「こんな機会が初めて!」と言ってる人がたくさんいたのが印象的やった。
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何本もの一升瓶が空き、順番に歌い始め、宴は夜遅くまで続いたのでした。
私の次に若い人でも62歳。自分の倍以上の年齢の方々ばかりとどっぷり向き合って、世代の壁って越えられるんだなというのはこの1年の大きな気づきでした。

そして、こういう場になったらいいなと想像していた光景が、私の送別会の日に現実のものになり、とても気持ちよくここを離れられるのは幸せなことです。
皆さんに「さみしい、さみしい」と言っていただけるのはありがたいかぎり。
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この写真は一生の宝物です。
帰ってくるべき場所ができました。
ありがたいかぎりです。さいごの出発の日も大勢の方に見送りしてもらって、うれしいやらさみしいやら複雑な気持ちで、養父を後にしました。

2012年3月27日 (火)

みんなの『やぶからぼう体操』

昨年11月1日から始まった『やぶからぼう体操』。
きっかけは、「せっかくいどばた喫茶で集まってるんだからみんなで体を動かそう」という地域の方の提案でした。
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養父市で数年前に作られたご当地体操で、こうして1人1本の棒を持って音楽に合わせて体を動かします。
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天気がいい日はこうして交流館前の外でも行われます。11月1日以降、お祭りの日などを除いて毎日午後1時15分から行われています。もちろん私がいなくても地域の方で行われているし、雨の日も雪の日も、みなさん集まって来ます。
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気が付けば、口コミで少しずつ人が増え、無理のないレベルで続けよう、来れる日だけ来ようということで、体操に来られる方は地域内で25名にも及ぶようになってます。自発的にチラシを配って宣伝する人まで現れたほど。
体を動かしたあとは、皆さんでおしゃべり。一人暮らしの高齢者の方は、この体操でみんなと会えるのが楽しみだと言ってるかたもいるのです。
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いつも来ている一人暮らしのおばあちゃんが、来なかった日は、「○○さん、今日はどうしたのかな?帰りに寄って様子みてみよう」という声が、自然と上がる感じ。高齢化社会では大切な地域のつながりの起点になりつつある気がします。

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毎日、地域の人が集まって体操している様子は、いろいろと話題になってるようで、市の広報誌の表紙を飾ったりもしました。
♪右向いて~左向いて~上向いて~下向かない。下向かなーいで進もうよーやぶか~らぼうたいそう~♪
これからも、無理なく地域の方々で続けられていきます。

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2012年3月26日 (月)

いどばた喫茶という場

昨年10月に、「ここ八木城交流館が地域の皆さんにとって気軽に立ち寄れる場所になって欲しい」との思いで始めた『いどばた喫茶』。
企画から店員まで全て一人でやって、続けてきました。
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毎月第2・第4水曜日の10:00〜17:00で営業してきた。1杯100円のコーヒー。
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みんな2週間に1度の喫茶の日を楽しみにしてくれるようで、いつも賑わうようになったのです。
あれこれと考えるよりも、やっぱり地域の方々と直接話す機会が格段に増えたことで、地域の現状や課題や思いがたくさん見えてきたし、気がつけば地域の一員として受け入れてもらえるように少しずつなっていってとても良かった。
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全12回。1度も欠けることなくやりきることができました。私が離れることをとても寂しがってもらえて嬉しいかぎり。高齢化が進む集落に、こうして気軽に集える「場」が必要であることを改めて実感。
でも、こういう場は、私がいなくなっても続けよう!ってことで地域の方々に引き継いで営業が続けられることになりました。
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地域の人にコーヒーの作り方を教え中。こうやって私がいなくなった後も、地域の方々でこの場所が使われるのは嬉しい限り。これからもここが活気ある場所で皆さんのにぎやかな話し声が絶えない場所であり続けてほしいものです。

2012年3月20日 (火)

まちなかの賑わいを取り戻すための計画

養父市の中心街、八鹿地区はここ数年の少子高齢化の影響もあって、かつての賑わいはなくなってしまっている。今年秋には、北近畿豊岡道路が和田山から八鹿まで延長されることも決まっており、この期に改めて八鹿のまちなかを活性化させるための方法を地域のみんなで考えようということで、合計8回のワークショップを通じて、具体的な計画作りを行ってきた。
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JR八鹿駅からまちなかを抜け養父市役所や八鹿高校がある地域が対象です。八木側から眺める山陰美人の酒蔵はここ八鹿の代表的な景観。
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ワークショップの一環として、改めて地域の魅力と課題を共有しながら見てまわることを目的に実施されたまちあるき。
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若い人の意見も取り入れるべきだ!高校生の役割は大きい!という地域の方々の声に基づいて地元の2つの高校に協力してもらって高校生にこの地域のこれからを考えてもらうワークショップも行った。
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皆さんが自分のまちがよくなるための方法を考え、その中で自分が取り組めることを具体的に考えた。いつも気がつくと議論が白熱して皆さんの「なんとかしなければ!」という思いをひしひしと感じることができた。
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こうして計画にまとめました。
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ただ、あくまでこれは計画。これからこの4月以降、少しずつこれを実行に移していきます。
賑わいがあって、みんなが自分のまちを誇れるような素敵な八鹿が戻ってくることを願いたいものです。

2012年3月14日 (水)

土人形づくり

昨年より、ワークショップを通じて地域の活性化の計画を策定中の出合校区では住民により様々な取り組みが実施されている。
地域の伝統文化である土人形づくり。
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校区協議会により復活されました。
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旧小学校を拠点に地域の方々により土人形づくりが行われております。
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こうして並ぶと凄い!
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地域のさまざまな役割によって支えられているのです。
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昔はひな人形も土人形で作られていたのです。そんなひな人形の歴史を伝える展示会も行われました。約100年前からのひな人形が部屋中に並べられる様子は見る価値ありです!

2012年3月12日 (月)

八木城周辺の散策マップ

八木城周辺の歴史あるまちなみを訪れる方々に伝える看板が完成した。
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国道からでも設置されているのが見える看板です。
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そして、交流館のなかにも八木地区の散策マップを作成しました。
少しずつですが、県や市の支援を得ながら、八木城跡を中心とした八木地区全体に向けたハード面でも充実も図っています。

2012年3月 8日 (木)

気軽に集える場の完成!

長野地区には4つの小集落があるものの、区としてみんなが集まれる場所がなかった。そんな長野地区の皆さんの「気軽に集える場所」が必要だとの思いをきっかけに、県や市の支援を得て、新たな建物が作られることになり、それがようやく完成を迎えた。
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使えるお金が限られていることもあって、高価な建物が建てられた訳ではない。ただ、地域の皆さんが自治会とは別に「活性化の取り組み」を月一回のペースで3年間行ってきた集大成。
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皆さんの手作りでとても居心地のいい空間になっていました。皆さんの嬉しそうな表情がとても印象的です。
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そしてこの場所の名前をみんなで決めようといういうことで、様々な案から投票後行われ「長野区元気交流館」という名前に決定!
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住民皆さんが作りたいと決めて、皆さんで準備して完成にこぎつけた元気交流館です。
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日常の活用と平行して、1年間どんなスケジュールでこの場を活用して行くかの計画もできました。
2週間後にはオープニングイベントも計画されています。あらたなスタートです。

2012年3月 1日 (木)

写真ギャラリーになりつつある交流館

「昔のこんな写真が出てきた!」とのことで、写真を持って来てくださった地域の方。
それをきっかけに交流館の写真ギャラリー化が進んでいる。
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約50年前の今滝寺地区の様子。山の上でかなり不便な場所ではあるけど、当時38世帯100名以上が住んでいたこの地区は、現在は消滅し一人も住んでいない。話を聞くだけでは信じられずにいたけど、こうして写真を見ると本当にそうだったんだと思わされる。
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この写真も50年くらい前に当時の青年団が演劇をした時の様子。女装したり仮装したりしていたらしい。
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高柳小学校の前の前の校舎。写真を見るとみんな本当に懐かしそうに昔の思い出を話してくれる。
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アマチュアカメラマンの方が、冬の八木城跡の登って撮って来て、多くの人に見てほしいと持って来てくださった写真。アマチュアカメラマンの写真披露の場にもなっている。
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そんな写真をまちづくり会の幹部の方が飾ってくださる。
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写真を見るごとに、昔を思い出して会話がはずむ。写真の持つ効果って凄いなって思う。
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気がつくといろんな時代の、いろんな人が撮ったこの地区の写真が、たくさん飾られ、開館当初の味気ない交流館とは違った、住んでる人の暖かみが感じられる交流館になりつつあるのです。

2012年2月28日 (火)

地域のこれからについてまとめた計画書

出合校区では、昨年7月より4回に渡って地域の方々が集まりワークショップを通じてこの地域がこれからどういう方向に進んでいくべきかを考えるワークショップを行ってきた。
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この地域は7年前に小学校が廃校となったことに伴い、少子高齢化が益々進んでおり、旧小学校を拠点とした活性化策を模索している。
ワークショップでは、地域の方々に改めて魅力や課題を考えて頂き、そこから具体的に実施すべきことやそのやり方やスケジュールを検討するカタチで進められた。
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この計画書は、兵庫県や養父市にも提出され、出合校区が今後様々な施策を実施していくベースになっていくのです。

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